銀閣寺は東山慈照寺が正式名称で、臨済宗相国寺派に属する寺院です。
創建は当時の8代将軍足利義政の手によって1482年に建築が始まり、
元々は義政の隠居場所として東山殿と呼ばれていましたが
足利義政死後の1490年ごろに義政の菩提を弔うために慈照寺として完成しています。
銀閣寺の名称は観音殿を義満の金閣に対して銀閣と呼びますが、
金閣寺のように銀閣寺には銀箔は貼られていません。
また三層の金閣寺に対して、銀閣寺は二層の建物です。
一階は心空殿と呼ばれ、二階は潮音閣と呼ばれています。
至って地味に見える銀閣の建物は、華やかな北山文化に対して東山文化とも呼ばれる、
侘び寂びと茶道・質素な禅宗文化を基調としていたため、銀箔は元々貼られる計画は無かったそうです。
銀閣寺は錦鏡池を回遊する池泉回遊式庭園となっています。
また銀閣寺の庭園は苔寺を真似たといわれる通り、苔がビッシリと敷きつめられていて、
紅葉と庭園の苔の緑の対比も非常に美しいものがあります。
庭園は散策路が東山伝いに作られており、銀閣寺や庭園全体を上から見下ろすこともできます。
銀閣寺の紅葉の見頃は11月下旬〜末頃となります。2週連続で訪れましたが、末の方が紅葉はきれいでした。
銀閣寺と紅葉の壁紙写真
紅葉時期の銀閣寺の様子です。派手さはないものの苔むした庭園も美しいです。