クリスマス最後の開催となった2004年度のルミナリエですが、この年の大混雑のため
翌年からクリスマス開催が見送られました。
神戸ルミナリエは阪神淡路大震災のあった1995年12月からここ神戸市中央区元町から三宮東遊園地にかけて
開催されている光の回廊です。毎年少しずつデザインが変化しています。
犠牲者への鎮魂の思いと街の復興を願ってはじめられたこの行事も2004年で10回目を迎えました。
イタリアのアートディレクター・ヴァレリオ・フェスティ氏と今岡プロデューサーの手によって
毎年神戸大丸南の仲町通りから三宮東遊園地へかけての一帯で開催されています。
旧居留地の神戸大丸からイルミネーションが始まって、
神戸大丸東側のイルミネーションの通りを南に回りこんで行って仲町通りに入るといよいよルミナリエが見えてきます。
ルミナリエの開催される仲町通りには三井住友銀行神戸ビルや三宮電電ビル、ルイヴィトンなどの店舗やビル群が立ち並ぶ通りで、
そのビル群の両側から通りにアーチを掛けたようなルミナリエを見ることが出来ます。
ルミナリエの始まりの地点は通常は三井住友銀行ビル前からですが、このあたりも非常に混み合う人だかりが多いところです。
毎年500万人以上の人手があるルミナリエですが、クリスマス最後の開催となった2004年は空前の人手で、
超過密の大混雑だったそうです。
私は開催期間最初の頃に行ったため、それほどの混雑ではなかったですが、
それでもルミナリエを見るために延々40分以上も歩かされることは毎度のことです。
たどり着くまでに苦労しますがこの光の回廊はやはり感動的で非常に美しいものです。
ルミナリエでは開催期間の最初の頃で平日の午後9時以降くらいが比較的空いています。
写真を狙うのであればこの時期・時間帯にルミナリエを見るくらいが一番いいと思います。
それでも東遊園地などの混雑は相変わらずですが。
ルミナリエのビュースポットで一番良いのは東遊園地の真北にある神戸市役所23階の展望ロビーから見下ろした夜景です。
ここからは神戸の夜景とともにルミナリエの全景を見ることが出来ます。
ただ夜景を入れてルミナリエを撮ろうと思ってもルミナリエ自体が明るすぎ、
輝度があまりに違いすぎるため、全体として夜景を入れつつルミナリエを撮るのはまず無理です。
2004年の神戸ルミナリエの壁紙写真
クリスマス最後の開催となった2004年の神戸ルミナリエです。