黒部ダムは立山黒部アルペンルートの一番長野県側にあたります。
標高1500mの深い峡谷の中にあって、黒部川をせき止めて作られたダムです。
黒部ダムは通称クロヨン(黒部第四発電所)と呼ばれ、
7年の歳月と延べ1000万人にも及ぶ労働力と当時の最近の土木技術を駆使して
苦難の難工事の末にようやく1963年(昭和38年)に完成しました。
総工費は当時のお金で513億円にもなります。
黒部ダムは当時の技術では最高水準のアーチ式ドーム越流型のダムで、
堤防の長さは492m、川底からの高さは186mにもなる日本最大のダムです。
黒部ダムに貯められる貯水量はおよそ2億トンにもなるそうです。
これは東京ドームに換算すると約160杯分の水量に相当するそうです。