伏見稲荷大社は全国にある稲荷神社の総本山とされており、1300年以上の歴史を持っています。
千本鳥居などでも有名な伏見稲荷大社ですが、その名も稲荷山という、標高233mの山全体が神域となっています。
伏見稲荷の歴史は711年2月の初午の日にに秦公伊呂具(はたのきみのいろく)という渡来人が帰化し、
勅命を受けて稲荷山に三つの峯を置き、神を祭ったところから始まります。
現在一ノ峯、二ノ峯、三ノ峯と呼ばれています。
その後この地に豪族として秦氏が君臨することになります。
稲荷神はもともとは農耕の神として商売繁盛・五穀豊穣・開運の守護神として庶民の信仰も厚かったようです。
稲荷は稲の文字があるように、もともとは稲成りや稲生りと言う意味も持つそうです。
そんな伏見稲荷は神がこの地に鎮座された2月の初午に合わせて外拝殿に山のような神饌が供えられています。
これも庶民の神様であった歴史と無縁ではないと思います。
伏見稲荷の本殿は応仁の乱で焼失した後、1499年に再建されたそうで、国の重要文化財に指定されています。
また第二鳥居をくぐった入り口にある楼門と入ってすぐの外拝殿は1589年に豊臣秀吉が建立したものだそうです。
京都市伏見区 伏見稲荷大社
稲荷神社の総本山とされている京都伏見稲荷大社の壁紙写真です。