大晦日に訪ねた青玉神社の正月飾りです。
少し雪の残った大晦日の青玉神社境内は翌日のお正月準備も整い、静寂の中で暮れ行く年と時間が過ぎていました。
兵庫県多可町加美区にある青玉神社は樹齢1000年とも言われる
県指定天然記念物にもなっている高さ50〜60m以上もある杉の大木が境内に7本立っています。
そのうちの一本で夫婦杉と言われる杉の木は地上5mくらいの高さから枝分かれしていて、
これが夫婦杉と呼ばれる所以となっています。また幹周りは11mもあり、兵庫県下第4位の杉の巨木だそうです。
青玉神社は加美区でも最も古い神社だそうですが、現在の建物は江戸時代末期の1860年に再建されたものだそうです。
祭神は天戸間見命(あまときみのみこと)で、また境内には「母乳の神木(ちちのき)」と呼ばれ、
母乳の出ない母親にご利益があるとされる銀杏の大木があります。
樹齢1000年を超える杉の大木や銀杏の木、神話に出てくる祭神の名前を見ると
数百年〜一千年以上の歴史を持ち合わせていそうなことは容易に想像が出来ますが、
残念ながら1856年の火災で宝物と文献を焼失してしまったため、詳細はよくわかりません。
今回は青玉神社にお正月飾りを撮りに行ってきました。
夕暮れ時のシンと静まり返った大晦日の境内には雪が残り、静かな時が流れていました。
また秋の紅葉の頃の境内は銀杏の巨木から境内一面黄色いじゅうたんを敷き詰めたような
見事な散り紅葉を見ることが出来ます。
青玉神社の場所は国道427号線にある「R427道の駅かみ」の国道を挟んで真正面にあります。
兵庫県多可町加美区(旧多可郡加美町)にある青玉神社お正月の壁紙写真
お正月飾りと夕暮れの青玉神社の様子です。